ポケモンSV(スカーレット・バイオレット)でひときわ目を引く「ウルトラボール」。
その希少性と独特のデザインから、多くのトレーナーが「ポケモンSV ウルトラボール」と検索し、入手方法や使い道を探していますね。
この記事では、パルデア図鑑やブルーベリー図鑑の完成報酬、学校最強大会の景品、そしてDLC「藍の円盤」で登場した「どうぐプリンター」を使った効率的な集め方まで、ウルトラボールの入手方法を徹底解説します。
さらに、気になる捕獲率やタマゴでの遺伝の仕組み、人気の理由であるデザインや似合うポケモンについても詳しくご紹介。
ウルトラボールに関するあなたの疑問、この記事で解消しましょう。
- ウルトラボールは店売りや競りでは入手不可
- 主な入手方法は図鑑完成・最強大会・道具プリンター
- 通常ポケモンへの捕獲率は非常に低い(0.1倍)
- 道具プリンターを使えば量産も可能(要DLC・運)
ポケモンSV ウルトラボールの入手方法と基本情報
- ポケモンSVでのウルトラボール入手方法一覧(店売り不可)
- 激レアボールの捕獲率とは?
- ウルトラボールはタマゴで遺伝する?仕組みを解説
- 人気の秘密:ウルトラボールのデザインと似合うポケモン
ポケモンSVでのウルトラボール入手方法一覧(店売り不可)

ポケモンSVの世界では、他の多くのボールとは異なり、ウルトラボールは特別な存在です。
まず大前提として、フレンドリィショップやデリバードポーチといった通常の店舗では一切販売されていません。
品揃えが変わるマリナードタウンの競りにおいても、残念ながらウルトラボールが出品されることはありません。
つまり、お金で解決できるボールではない、ということですね。
では、どうすれば手に入るのか?
入手方法は非常に限られており、主に以下の4つの手段が存在します。
- パルデア図鑑の完成報酬: パルデア地方に生息する全400種類のポケモンをすべて「捕獲」すると、アカデミーにいるジニア先生から報酬としてウルトラボールを1個だけ受け取ることができます。見つけるだけではカウントされない点に注意が必要です。
- 学校最強大会の景品: エンディング後に挑戦できる学校最強大会。2回目以降の挑戦で優勝した際に、ごく稀に報酬としてウルトラボールがもらえることがあります。ただし、その確率は非常に低いと言われています。
- ブルーベリー図鑑の完成報酬: 有料DLC「ゼロの秘宝 後編・藍の円盤」を導入している場合、ブルーベリー学園の図鑑を220種類「捕獲」することで、報酬としてウルトラボールを1個確定で入手できます。
- どうぐプリンターからの排出: 同じくDLC「藍の円盤」で利用可能になる「どうぐプリンター」から、低確率で排出されることがあります。
現状、ポケモンSVでウルトラボールを入手する方法はこの4つのみです。
どの方法も手間や運が絡むため、その希少性の高さがうかがえますね。
特にDLCがない場合は、図鑑完成の1個と、学校最強大会の低確率報酬を狙うしかありません。
激レアボールの捕獲率とは?

ウルトラボールがなぜこれほどまでに特別扱いされているのか、その起源は第7世代『ポケットモンスター サン・ムーン』にあります。
このボールは、異世界から現れた謎の存在「ウルトラビースト(UB)」を捕獲するために開発された特別なボールなのです。
ウルトラビーストに対しては捕獲率が5倍になるという高い性能を発揮しますが、問題はポケモンSVの舞台であるパルデア地方やブルーベリー学園には、現状ウルトラビーストが出現しないという点です。
では、ウルトラビースト以外の通常のポケモンに対してウルトラボールを使うとどうなるのでしょうか?
実は、その捕獲性能は著しく低下します。
具体的な捕獲倍率は、なんと約0.1倍。
これは、最も基本的なモンスターボール(捕獲倍率1倍)の10分の1という、非常に低い数値です。
ハイパーボール(2倍)やダークボール(条件付きで3倍や3.5倍)などと比較すると、その捕まえにくさは歴然ですね。
この極端に低い捕獲率のため、ウルトラボールは通常のポケモン捕獲における実用性という面では、ほぼ皆無と言っても過言ではありません。
捕獲自体が一つのチャレンジとなるため、主にコレクション目的や、特定のポケモンへの強いこだわりを示すための「オシャボ」(おしゃれなボール)として、その価値が見出されているのです。
性能ではなく、見た目や希少性にこそ、ウルトラボールの真価があると言えるでしょう。
ウルトラボールはタマゴで遺伝する?仕組みを解説

お気に入りのポケモンを、こだわりのボールに入れて育てたい。
これは多くのポケモントレーナーが抱く願いですよね。
特にウルトラボールのような希少なボールであれば、なおさらです。
結論から言うと、ウルトラボールはタマゴを通じて親から子へと遺伝させることが可能です。
ポケモンSVにおけるボール遺伝の基本的なルールは以下の通りです。
タマゴから生まれてくるポケモンは、預けた親(♂♀または片方がメタモン)のどちらかが入っているボールを、基本的には50%ずつの確率で受け継ぎます。
ここで重要なのがメタモンの存在です。
もし片方の親がメタモンだった場合、生まれてくる子は必ず「メタモンではない方の親」のボールを引き継ぎます。
つまり、メタモンがどのボールに入っていようと、遺伝には一切影響しません。
ウルトラボールに入ったポケモンとメタモンを預ければ、生まれてくる子は確実にウルトラボール入りになる、ということです(※一部例外を除く)。
これはボール遺伝厳選において非常に便利な仕組みですね。
ただし、全てのボールが遺伝するわけではありません。
特別なボールであるマスターボール、イベントなどで配布されるポケモンが入っているプレシャスボール、そしてポケモンHOMEを通じて『Pokémon LEGENDS アルセウス』から連れてきたポケモンが入っているストレンジボールは、残念ながら遺伝しません。
これらのボールに入った親から生まれた子は、基本的にモンスターボールに入って生まれてきます。
幸いなことに、ウルトラボールはこの「遺伝できないボール」のリストには含まれていません。
そのため、一度ウルトラボールで捕まえたポケモンがいれば、そのポケモンを親にしてタマゴを作ることで、ウルトラボール入りの個体を増やしていくことが可能です。
色違い厳選や対戦用の個体厳選をする際にも、ボールにこだわれるのは嬉しいポイントですね。
人気の秘密:ウルトラボールのデザインと似合うポケモン

捕まえにくい、でも欲しい。
ウルトラボールが多くのトレーナーを惹きつけてやまない最大の理由は、やはりその唯一無二のデザインにあります。
「オシャボ」(おしゃれなボール)という言葉があるように、ポケモンを入れるボールのデザインにこだわる文化は根強くありますが、その中でもウルトラボールは特に高い人気を誇ります。
一部のランキングでは最高評価を得るほどです。
白を基調とし、青いラインが複雑に組み合わさった、どこか近未来的でメカニカルな印象を与えるデザイン。
他のどのボールとも似ていない、独特のオーラを放っています。
この「カッコよさ」が、多くのプレイヤーの心を掴んで離さないのでしょう。
では、どんなポケモンに似合うのでしょうか?
そのデザインから、やはり未来から来たとされるパラドックスポケモン(テツノカイナ、テツノブジンなど)にはピッタリだという声が多いです。
また、ボールの色合いに合わせて、青色が印象的なポケモン、例えばガブリアスや、新ポケモンのソウブレイズなども候補に挙がります。
他にも、その無機質なデザインから、キラフロルのような不思議な雰囲気を持つポケモンにも似合うかもしれません。
もちろん、最終的にどのポケモンをウルトラボールに入れるかは、個々のトレーナーの好みやセンス次第です。
しかし、そのデザイン性と希少性から、やはり色違いのポケモンや伝説・準伝説のポケモンといった、特別な存在に対して使われることが多い傾向にあります。
ポケモンHOMEのGTS(グローバルトレードステーション)などでは、ウルトラボールに入っているというだけで交換レートが上がることもあるほど、その価値は高く評価されています。
性能を超えた魅力、それがウルトラボール人気の秘密なのです。
ポケモンSV ウルトラボールを効率よく集める方法
- どうぐプリンターで量産を狙う方法
- 学校最強大会の景品でウルトラボールはもらえる?
- パルデア図鑑完成で確実に1個入手
- ブルーベリー図鑑完成でも確実に1個入手
どうぐプリンターでウルトラボール量産を狙う方法

ポケモンSVでウルトラボールを複数個、あるいは大量に手に入れたいと考えた場合、現状最も現実的な手段となるのが、DLC「藍の円盤」で登場する「どうぐプリンター」の活用です。
これはブルーベリー学園のリーグ部部室に設置されており、野生ポケモンを倒した際に得られる「おとしもの」と、学園内で使われる通貨「BP(ブルーベリーポイント)」を消費することで、様々な道具をランダムで生成してくれる機械です。
ただし、最初からウルトラボールが出てくるわけではありません。
ウルトラボールを含む、いわゆる「オシャボ」と呼ばれるレアなボールを入手するためには、どうぐプリンターを改良していく必要があります。
具体的には、最低でも2段階目の改良を施し、「レアボールチャンス」という特別なモードが発生するようにしなければなりません。
この改良には段階があり、以下の手順を踏む必要があります。
改良段階 | 必要なプリント回数(累計) | 必要なBP(累計) | 主な解放機能・効果 |
初期状態 | 0回 | 0 BP | 基本機能 |
1段階目改良 | 25回 | 100 BP | 消費BP減少、おとしもの効果UP、道具2倍チャンス追加 |
2段階目改良 | 50回 | 200 BP | 消費BPさらに減少、おとしもの効果UP、レアボールチャンス追加 |
3段階目改良 | 100回 | 400 BP + ストーリークリア | 消費BP据え置き、テラピースステラ追加、道具の排出量増加 |
表を見てわかる通り、レアボールチャンスを解放する(=ウルトラボール入手の権利を得る)ためには、合計で50回のプリントと200 BPが必要になります。
しかし、「レアボールチャンス」が発生したからといって、必ずウルトラボールが手に入るわけではありません。
あくまで「レアなボールが出やすくなるチャンス」であり、他のオシャボ(スピードボールやムーンボールなど)や、貴重なアイテムが出ることもあります。
さらに、レアボールチャンス自体の発生確率も決して高くはありません。
ある検証によれば、10連プリント(一度に10回分の道具を生成する機能)を行った際にレアボールチャンスが発生する確率は、約9%程度だったという報告もあります。
効率よくどうぐプリンターを回すためには、大量の「おとしもの」とBPが必要になります。
おとしものは、プリンターに入れた際の%数値が高いものほど効率が良いとされています。
特におすすめされているのが、パルデア地方の東3番エリアの洞窟内に出現する「ヤミラミ」です。
あらかじめ「そうぐうパワー:あく」が発動するサンドウィッチなどを食べておき、ライドポケモンの「おまかせバトル」機能を使ってヤミラミを効率よく倒し続けることで、必要なおとしものを集めることができます。
BPは、ブルーベリー学園内で達成できる「ブルレク(ブルーベリー・スペシャル・レクリエーション)」をこなすことで貯まっていきます。
この方法は時間と根気が必要ですが、運が絡むとはいえ、ウルトラボールを複数個手に入れる可能性がある唯一の方法と言えるでしょう。
なお、一部ではNintendo Switch本体の日付と時刻を特定の値に設定し、特定のタイミングでプリントを行うことで、狙ったボール(ウルトラボールを含む)を確定で出現させる、といったテクニックも研究・共有されていますが、手順がやや複雑であったり、ゲームのアップデートで使えなくなる可能性もあるため、ここでは詳細を割愛します。
学校最強大会の景品でウルトラボールはもらえる?

ポケモンSV本編のストーリーをクリアした後、何度でも挑戦できる「学校最強大会」。
この大会で優勝すると、様々な報酬がもらえますが、その中にウルトラボールを含む「オシャボ」が含まれていることがあります。
これは、DLC「藍の円盤」を購入していないプレイヤーにとっては、パルデア図鑑完成報酬の1個を除けば、ウルトラボールを入手できる数少ないチャンスとなります。
しかし、期待しすぎるのは禁物です。
学校最強大会の報酬でオシャボがもらえる確率は、「極低確率」と表現されるほど非常に低いとされています。
報酬には、換金アイテムである「でかいきんのたま」や、育成に役立つ「ぎんのおうかん」「とくせいパッチ」なども含まれており、これらの方が出やすい傾向にあります。
学校最強大会は、おまもりこばんを持たせたポケモンで周回することで、効率的な金策手段としても知られています。
お金稼ぎや他のアイテム集めのついでに、「もし運が良ければウルトラボールも手に入るかもしれない」くらいの気持ちで臨むのが精神衛生上良いでしょう。
ウルトラボールだけをピンポイントで狙って大会を周回するのは、かなりの根気と時間、そして強運が必要になります。
もしDLCを所有しており、どうぐプリンターが利用できるのであれば、ウルトラボール集めの効率としては、そちらを優先する方が現実的かもしれません。
パルデア図鑑完成で確実に1個入手

ポケモンSVでウルトラボールを確実に入手する方法の一つが、パルデア地方のポケモン図鑑を完成させることです。
パルデア図鑑には全部で400種類のポケモンが登録されており、これら全てのポケモンを「捕獲」する必要があります。
「見つけた数」だけでは条件を満たせないので注意しましょう。
バージョン限定のポケモンや、通信交換が必要なポケモンも含まれるため、コンプリートには時間と、場合によっては他のプレイヤーとの協力が必要になります。
見事400種類すべてのポケモンを捕まえ、図鑑を完成させることができたら、オレンジアカデミー・グレープアカデミーの生物室にいる担任のジニア先生に報告しましょう。
図鑑完成の報酬として、貴重なウルトラボールを1個、確定で受け取ることができます。
この方法は、DLCを購入しているかどうかに関わらず、全てのプレイヤーが達成可能な目標です。
時間はかかりますが、達成すれば確実に1個手に入るというのは大きな魅力です。
特にDLCを持っていないプレイヤーにとっては、学校最強大会の非常に低い確率を除けば、これが唯一のウルトラボール入手手段となります。
まずはパルデア図鑑の完成を目指し、コレクションの第一歩となるウルトラボールを手に入れる、というのも良い目標設定かもしれませんね。
ブルーベリー図鑑完成でも確実に1個入手

有料DLC「ゼロの秘宝 後編・藍の円盤」をプレイしている方には、ウルトラボールを確定で入手できるチャンスがもう一つ用意されています。
それは、DLCの舞台となるブルーベリー学園の「ブルーベリー図鑑」を完成させる(一定数埋める)ことです。
具体的には、ブルーベリー図鑑に登録されているポケモンのうち、220種類を捕まえることが条件となります。
これを達成すると、図鑑アプリの報酬受け取り画面から、ウルトラボールを1個受け取ることができます。
パルデア図鑑と同様に、こちらも「見つけた数」ではなく「捕まえた数」でカウントされる点には注意が必要です。
ブルーベリー図鑑には、パルデア地方には生息していなかった過去作のポケモンたちが多数含まれています。
テラリウムドームという特殊な環境で様々なポケモンを探し、捕まえる冒険は、それ自体が楽しいものですが、図鑑を埋めていくことで貴重な報酬が得られるのは嬉しいですね。
220種類という数は、ブルーベリー図鑑全体の数(240種類以上)から見ると、完全なコンプリートよりは少し手前の段階です。
とはいえ、こちらも決して簡単な道のりではありません。
しかし、パルデア図鑑完成報酬と合わせれば、DLC所有者は合計2個のウルトラボールを確定で入手できることになります。
どうぐプリンターでの入手は完全に運任せなのに対し、図鑑報酬は努力が確実に報われる方法です。
地道に図鑑を埋めて、2つ目のウルトラボールを手に入れるのも良いでしょう。
総括:ポケモンSVのウルトラボールについて
この記事のまとめです。
- ウルトラボールはポケモンSVにおける希少なボールである
- ショップやデリバードポーチでの販売はない
- マリナードタウンの競りでも入手不可能だ
- パルデア図鑑完成(400種捕獲)で1個確定入手できる
- 学校最強大会の優勝報酬でごく稀に入手できることがある
- DLC「藍の円盤」のブルーベリー図鑑完成(220種捕獲)で1個確定入手できる
- DLC「藍の円盤」のどうぐプリンターで低確率で入手可能だ
- どうぐプリンターでの入手には2段階以上の改良とレアボールチャンスが必要である
- ウルトラボールの通常ポケモンに対する捕獲率は約0.1倍と極めて低い
- 元々はウルトラビースト用のボールだがSVにはUBは出現しない
- タマゴを通じて子ポケモンに遺伝させることが可能だ
- メタモンと組み合わせた場合メタモンでない親のボールが遺伝する
- マスターボールやプレシャスボールと違い遺伝制限はない
- 近未来的でクールなデザインが人気の理由である
- オシャボとしての価値が高くコレクション目的で集められることが多い
- 青色や未来的なポケモン、パラドックスポケモンなどに似合うとされる